実録!平凡社員が1億円貯蓄を目指す奮闘記!

平凡な係長でも45歳(2018年)で1憶円達成。新築戸建て(5000万円)購入も完済し,無借金生活。ストレスなく誰でもできる資産運用を実践。焦らずじっくり増やすのが我が家流。過度な節約はせず家族が幸せになれるお金の使い方を追求します。

《管理人厳選》

スポンサーリンク

衝撃!派遣社員の時給を10%アップした効果。企業の収益アップ策はコスト削減だけじゃない!

こんにちは,ひなたパパです。

少し前,私の職場では,業務量の多さに対して調達できる派遣社員が少なく,非常に困った事態になっていました。

作業内容は,紙ベースの資料を電子化(ExcelやWord)する作業をイメージして頂ければよいかと思います。

世の中では紙媒体で資料を作成するといったことはなくなり,すべて電子データで作成するのが普通の流れです。

紙媒体の資料よりも早く作成できて保管場所も取らず,検索容易性に優れ,バックアップの取得も可能だからです。

ここで問題となるのは,過去に紙ベースで作成された資料です。

そこで近年では,これらの紙ベースで作成された過去の資料も電子化し,コンピューターで一元管理する,といった流れが出てきました。

紙の資料を電子化する作業というのは,それほど難しい作業ではないのですが,単純作業を黙々と続ける必要があるため,思うよりもキツイ仕事なのです。

イベント企画を検討する1時間と,黙々とデータを電子化する1時間では,時間の流れがまったく違うように感じます。

単純作業というのは,本当に精神的に辛く,時間が長く感じられるものなのです。

 

スポンサーリンク

 

 

そんなある日,電子化を担当するチームリーダーから,派遣社員をさらに追加して欲しいと要望がありました。

理由は,電子化する資料が多すぎて作業者の負担が大きい,とのことでした。

私は派遣社員の調達に尽力したのですが,人手不足で,要員を確保することができない状況が続きました。

このままでは,納期に間に合わないといったことになり,大問題です。

効率化を図り生産性をあげる対策も実施したのですが,これ以上の対策は打ちようがないという状況で,もはやお手上げです。

残業を頑張ってもらうしかない,そう思っていたところに,ある打開策を思いつきました。

単純作業を長時間させるのは非常に苦痛だと感じ,モチベーションアップを図ることで生産性があがらないか?と考えたのです。

そこで私は,プロジェクトの収支状況を確認し,派遣社員の単価をあげても目標利益が達成できることを確認しました。

単純ではありますが,「単価をアップすることで生産性があがらないか?」と思ったのです。

「人員を増やすことは出来ないが,それでも最善を尽くして欲しい」と「派遣単価10%アップするので頑張って欲しい」といったことを,派遣社員の方にお伝えしたのです。

すると,予想以上に派遣社員の方のモチベーションがあがり,派遣社員同士で連携し,改善活動を自ら実施し,また集中力もアップさせ作業に着手するようになったのです。

単純作業であるため,私から見ると改善の余地はないであろうと思っていたことも,現場レベルから見ると,まだまだ見直しポイントがあったようです。

派遣社員のやる気が満ち溢れたことによって,改善活動といったことにまで思考が広がる状況となったのです。

 

スポンサーリンク

 

 

これ以上生産性はあがらないだろうと思っていたのに,時給を10%アップしたことによって,改善活動そして集中力もアップ!

それが奏功し,生産性は20%以上もあがり,今では納期に余裕で間に合うレベルまで進捗が進んでいる状況です。

今回の件は,会社運営の縮図を見ているような気がしました。

「本人を評価し,それに見合った対価を支払えば,管理者が思っている以上の作業を実施してくれる」ということを,実感することができたのです。

 

経営者は,コスト削減など色々な対策を講じ,企業収益をあげる努力をします。

ですが,働く社員を正当に評価し,それに見合った対価を支払う事こそが,より企業収益に貢献するのでは?といったことを強く感じました。

日本の企業は,会社員の給料をあげない仕組みづくりを,あの手,この手で考えています。

ですが,本当に大きく成長できる企業は,社員のやる気を引き出してくれる仕組み作りに注力する企業だと思っています。

リンクフリーですが著作権は放棄しておりません