実録!平凡社員が1億円貯蓄を目指す奮闘記!

平凡な係長でも45歳(2018年)で1憶円達成。新築戸建て(5000万円)購入も完済し,無借金生活。ストレスなく誰でもできる資産運用を実践。焦らずじっくり増やすのが我が家流。過度な節約はせず家族が幸せになれるお金の使い方を追求します。

《管理人厳選》

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ひふみ投信のパフォーマンスが日経平均を下回る。アクティブファンドは9割が指数に勝てない!ひふみ投信も同じ結末へ!

こんにちは,ひなたパパです。

ひふみ投信が日経平均よりもパフォーマンスが悪い状況となってきました。

今後も,その状況は改善されず,期待はずれな結果となるでしょう。

アクティブファンドの9割は指数に勝てない 

どんなにテクニカル分析に長けようが,どんなに金融知識があろうが,株価を予想することは不可能です。

例えばヤフーファイナンスで,投資の達人と称される人が株価予想を行っていますが,成績はほとんどの人が5分5分です。

これらの人は,少なくとも私たち個人投資家よりはテクニカル分析に長け,金融知識も豊富です。

ですが,結果は,どんな勝率が高い人でも6割程度です。

コインの裏表がでる確率と変わらないのですから,どっちに転ぶかわからない勝負と言えるでしょう。

ウォールストリート・ジャーナル(ダウ・ジョーンズ社が発行する国際的な影響力を持つ日刊経済新聞)は,アクティブ投資ファンドの9割が指数に敗北していることを公表しました。

アクティブ投資ファンドとは,「株を頻繁に売買することにより日経平均,NYダウなどの指数以上の運用成績を目指すもの」で,ファンドマネージャーが運用しています。

その分,指数連動インデックスファンドより手数料が高く設定されているといった特徴があります。

 

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ひふみ投信は常識を覆すパフォーマンスを達成

アクティブ投資ファンドの9割が指数に敗北すると言われるなか,指数の運用成績を圧倒的に上回っていると注目をあびたのが「ひふみ投信」です。

下図の通り,過去5年の成績では,日経平均を大幅に上回る運用成績となっています。

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(青線:ひふみ投信,赤線:日経平均)

ひふみ投信は,2017年2月に「カンブリア宮殿」というテレビ番組で取り上げられた影響もあり,保有する人が急激に増えていきました。

今現在も人気があり,SBI証券の投資信託人気ランキングも不動の1位です。

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ひふみ投信の成績が著しく悪化するには理由がある

そんなひふみ投信の運用成績が,2018年7月末より著しく悪くなってきました。

直近の運用成績は,日経平均を大きく下回っています。

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(青線:ひふみ投信,赤線:日経平均)

ひふみ投信を運用しているレオス・キャピタルワークスは,毎営業日にtwitterで基準価格をツイートしていますが,個人投資家からは悲痛の声があがっています。

ひふみ投信は国内外の上場株式を投資対象とし,日本株や米国株などをポートフォリオに組み込み,相場の状況に応じて現金比率を変動させる運用となっています。

そのため,日経平均のような指数に連動する動きにはなりません。

しかし,ひふみ投信は,株高に加えて新規の投資資金が急速に流入したため,2016年10月頃から純資産総額が急激に増えました。

純資産額が増えると,ひふみ投信のポートフォリオは保有銘柄を増やす必要が出てきます。

中小小型株に集中投資してしまうと,大きなリスクを抱えることとなるため,純資産が増えると,どのようなアクティブファンドも同じ選択を迫られます。

結果として,ポートフォリオには大型株を積極的に組み入れざるを得なくなったのです。

事実,運用成績が悪化してきた2018年7月末の保有銘柄数は228銘柄,上位10銘柄のうち9銘柄が大型株で占められています。

銘柄数は日経平均(225銘柄)を超えている状況です。

 

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過去を振り返ると,2016年12月末時点のレポートでは,保有銘柄数は133銘柄,上位10銘柄のうち大型株は2銘柄です。

10年前まで遡ると,保有銘柄数はわずか29銘柄で構成されており,ごく一握りの成長性の見込める銘柄に集中投資していたのです。

指数を大きく上回るためには,集中投資が必要であり,安定運用を目指すのであれば銘柄を増やすなど分散投資する必要があります。

現在のひふみ投信は,純資産が大きくなりすぎ,受け皿を多くの銘柄に分散させる必要があり,結果として指数と変わらないようなパフォーマンスしか出せない状況となっているのです。(銘柄が増えれば指数のパフォーマンスに近づく)

そして,アクティブファンドは手数料が高いため,その分,指数を下回り現在のような状況になるのです。

今後も指数を下回ることが予想される

以前のようなパフォーマンスを達成するには,「特定の銘柄に集中投資できる程度の純資産であること」が必須条件となります。

このためには,解約する人が増える必要があるのですが,解約する人が増えるということは,ひふみ投信は保有している株を売却し,解約金を手当てする必要があります。

これは,株価下落を招くことであり,ひふみ投信の評価額の値下がりを招きます。

今後も,ひふみ投信の「純資産が増え続ければ不甲斐ない成績を残す」こととなり,「解約者が続出すれば一定期間痛手を被る」ことになるといったのは,自然の流れと思われます。

今後,以前のような指数を上回る成績を残すことはあまり期待しない方が良いでしょう。

※投資は自己責任でお願いします。

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